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2016年01月10日

フィジカルじゃない!?バルサが重要視する12歳以下のサッカー選手に必要な要素

バルセロナの育成に関する面白い記事をみつけました。

以下サカイクより引用。
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夏の終わりに開催された、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ。
スペインのFCバルセロナは準決勝で東京都U-12にPK戦の末に敗れましたが、
チームが披露した"バルサスタイル"のサッカーと、
選手個々のプレーは大会を通じて鮮烈な印象を残しました。


FCバルセロナU-12の来日は今年で3回目ですが、
毎年、強烈なタレントがいます。今年のチームでもっとも
注目を集めたのが、ひときわ小柄なシャビ・シモンズ選手。

小さな身体を目一杯使い、攻守に積極的に関わり、
強烈なリーダーシップでチームを牽引しました。

高い技術と判断力は「さすがバルサのエース」と呼ぶにふさわしく、
多くの観客や関係者から絶賛されるものでした。



■シャビは11才、イニエスタは12歳、メッシは13歳でバルサへ

「FCバルセロナはさまざまな場所から選手を獲得していますが、ご存知のとおり、FIFAのルールでEU圏外の選手は18歳、EU圏内の選手は16歳になるまで、獲得することができません。そのため、U-13カテゴリーの選手はスペイン国内の選手で形成されています。スペイン国内から、FCバルセロナに入るルートはいくつかあります。まずはFCバルセロナエスコーラ(スクール)でのプレーが認められ、バルサに加入するケース。それとカタルーニャの他のクラブから連れてくるケース。これはバルサと提携するクラブも含まれています」(セルジ監督)



FCバルセロナのアンダーカテゴリーの監督は、自分たちの試合以外に毎週末、7、8試合を現場で見ているそうです。そこで、他のチームにどのような選手がいるかをチェックしています。週末ごとに、育成年代のすべてのカテゴリーで150試合ほど、選手は2000人ほどを見る計算になります。さらにはカタルーニャ地方だけでなく、スペイン全土でスカウト活動をしているので、選手獲得ルートは多岐に渡ります。



「それぞれの選手に、バルサへの到着の仕方があります。シャビは11歳、イニエスタは12歳、メッシは13歳のときにバルセロナへやって来ました」(オスカルコーチ)



ちなみに、シャビ・シモンズ選手はバルセロナからおよそ350km離れた、ビジャレアルというクラブでプレーしていました。そこで「すごい選手がいる」と噂になり、7歳のときにバルセロナへやって来ました。バルサではU7のカテゴリーから、年度が変わるごとに選手の入れ替えがあります。バルサが求めるレベルに到達しない選手はチームを去り、新たなタレントが加わります。このような競争を毎年勝ち抜いた選手が、バルセロナのユニフォームを着続けることができるのです。




■バルサの選手は、サッカー選手としても人間として優れている!?

それでは、選手を獲得するときのポイントはどこにあるのでしょうか?
オスカルコーチは次のように説明します。

「サッカー選手としての能力と、人間性の両面から判断します。
バルサの選手になるための基準があり、それに合う選手が選ばれます。
人間性の面では、味方を大切にする、尊敬する。謙虚であるといった部分です」


バルサには「バルサの選手としてあるべき姿」のイメージあります。
ワールドチャレンジの準決勝後、選手たちが審判に抗議したことは、
セルジ監督にとっては許し難かったようです。

関係者に謝罪し、選手たちに何度も話をすると言っていました。
ただ、U12年代で完璧な人間性を持つ選手は多くはありません。
サッカーの能力だけでなく、このような経験を経て精神面も教育していき、
「バルサの選手としてふさわしい振る舞い」ができるようになっていくのです。


「我々はトップチームからアンダーカテゴリーまで、
明確な哲学があり、それに沿った選手を獲得します。
例を挙げると、フィジカルとテクニックであれば、
テクニックを重視します。フィジカルが強くて技術的に劣る選手と、
フィジカルが弱くて技術的に高い選手であれば、必ず後者を選びます。


一番いいのは、スピードがあって、フィジカルが強く、テクニックがあり、
頭の回転が速い選手ですが(笑)」



人間性、テクニック、インテリジェンス。
これらがU12年代でバルサが注目するポイントだそうです。
人間性は保護者の躾と大いに関係があり、
「親の接し方が一番大切」とオスカルコーチは言います。



■バルサの一員であるためのプレー基準とは?

さらに厳しいのがサッカー面での基準です。
バルサはトップチームから下のカテゴリーまで、
同じ哲学のもとにサッカーをしています。

そのため、バルサの一員としてプレーできるかが重要な判断基準になります。


「シャビやイニエスタのような選手をモデルに、
バルセロナのスタイルを作っています。ただ、すべてが
シャビやイニエスタのような特徴を持った選手ではありません。

プジョルのような特徴を持った選手も、バルセロナの一員として
育成していきます。試合を見るときには、選手の質をチェックします。
スピードがあるのか、パスがあるのか(パスがある?)、

賢さはどうか、スペシャルなタレントを持っているのかを見ています」
(オスカルコーチ)



Q,足が速い、体が大きい、パスがうまいといった部分は、
ひと目でわかります。しかし、賢い選手の見分け方はむずかしいもの。
はたして、バルサのコーチ陣はどこを見て、
賢いかそうでないかを判断するのでしょうか? 


「これはひとつの例ですが、ボールの動かし方やピッチのどの位置、
タイミングでボールを持っている選手をサポートするかが、
賢い選手かどうかを見分ける基準のひとつになります。

ボールポゼッションのトレーニングをしているときでも、
なぜそのアクションをするのかといった『プレーの理由』
を見ると、賢い選手かそうでないかはわかります」

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image1.jpg
参照:http://football-lover.com/wp/wp-content/uploads/2014/05/image1.jpg


2015年のクラブワールドカップ決勝。
バルセロナがリーベルを3-0で破って優勝しました。
力の差は歴然でした。

メッシ、イニエスタ、ネイマール、スアレス、
スター選手揃いですが、エゴイストな要求をする選手は
見当たりません。

これがバルセロナの素晴らしさと言えるでしょう。
身体能力だけでなく、判断や賢さを重視するバルセロナの
スタイルは、フィジカル能力が劣る選手にとって
希望のチームとなるでしょう。


また、育成する指導者にとっても、バルセロナのような
チームが世界一になることで、フィジカル頼みのサッカー
ではなく、判断やテクニックを重視した指導でも十分に
通用するという自信になるでしょう。


バルセロナは判断力と技術が卓越しています。
1990年代後半からフィジカルベースのサッカーが
主流になりましたが、ここにきてテクニック、判断力
で勝負しているタイプのチームが世界一になりました。

人間の持っているポテンシャルを最大限に引き出した
指導を目指していきたいところです。

人間もサッカーも常に進化していきます。
常に高みを目指して追求していくことで、
さらにフットボールが楽しくなるでしょう。




posted by 侍コーチ at 22:13| Comment(0) | バルセロナの育成方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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